バンとバンバンの備忘録

いつの間にかCB750の備忘録

DUNLOP GPR-300

この夏、箱根に行こうと思って家を出て、暑すぎるので途中で引き返すことが何度かあった。情けないけどホントに暑い。バイクにもライダーにも良くない。…と思った。今日は少々遅めの夏休み最終日だったので、意を決していざ箱根へ。なんとか大観山へ到着したものの、標高1,011mはちっとも涼しくなかった。

 

椿ラインを往復してのタイヤのインプレッション。走り始めはギクシャクしたので、リアショックを一段柔らかくしたらバランスが良くなった。つまりそういうタイヤなんだと思う。GPR-300はいわゆるツーリングタイヤの部類に入るようで、以前履いていたα-13と比べるとタイヤの剛性は明らかに低い。断面が丸いと感じるのはむしろ街乗りの時で、コーナーが連続するワインディングではその恩恵をあまり感じない気がした。とは言え、ガンガン攻めるのではなくコーナリングを楽しむ程度の走りなら文句無く乗りやすいタイヤだと思う。

 

グリップは普通。としか言いようがない。両肩付近はさほど柔らかいコンパウンドではない感じ。ハイグリップタイヤでバンクさせながらアクセルオンしたときのコーナー出口へ押し出してくれるあの感覚は乏しい。かと言って、スパッと滑り出す不安感も無い。コーナリング中にオーバーランしそうになってアタフタした時に助けてくれそうなタイヤ …と言えば分かりやすいかも。剛性とグリップ力のバランスはとても良い印象なので、それが乗りやすさの元になっているのかもしれない。

 

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ロングライフを謳ってはいるが、この路面温度での摩耗具合から察するに、通勤スペシャルとしてスタートダッシュを繰り返すような走りではさほど寿命は長くないと思われる。あと、ウェット路面は走ってないが、今までの経験からしてこういうタイヤは雨でも安心して走れるんじゃないかと。…そう思う。

 

総じて可もなく不可もなくと言ったところ。さほど価格も高くないことからコストパフォーマンスには優れている。ダンロップ派なら、オールマイティに使えるオンロードタイヤとしてこの選択に失敗はないと思う。

 

 

それにしてもあまりにも暑いので、帰りは止まらずに走り続けられる高速道路を熱風を浴びながらノンビリ走ってきた。いや〜、これはホントに身体に良くないぞ。