バンとバンバンの備忘録

いつの間にかCB750の備忘録

ノーマルマフラーの取付方法

RC42のノーマルマフラーって重いんだよねー。今まではマフラー全体を下から両手両足で支えながらの作業で大変だった。元々マフラーは左右分割構造になっている。何とか分割したまま装着できないか試行錯誤したら上手くいったので、せっかくだから備忘録へ残しておこうかと。

 

工具以外に用意するものは、段ボールと丈夫な紐だけ。あと、パンタグラフでいいのでジャッキがあればもっと楽にできる。紐は細引き(登山用のザイルの細いヤツ)があると切れる心配もないので良いと思う。作業に集中して写真を撮り忘れたから、やり方は文章のみで。上手く説明できるか不安だが。

 

 

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まずは準備段階としてフレームを段ボールで養生する。エキパイの内側2本(2番と3番)を引っ掛けられるように、エンジン前方にある水平なフレーム部分に段ボールを巻きつける。その外側部分のダウンチューブも忘れずに養生。要はマフラーが当たりそうな箇所をガードできれば良い。

 

マフラーは左右どちらからでも良いので、養生したフレームに内側のエキパイを引っ掛けて載せる。この時、内側のフランジはフレームの内側に入れておくこと。外側のフランジはあとからでも入れられるので、作業の邪魔にならないように下へ落としておいた方が良い。

 

前側(エキパイ)をフレームに引っ掛けたら、サイレンサー部分を膝で支えながらマフラー後部を紐でぶら下げるようにする。取付箇所にボルトナットで仮留めするのではなく、その箇所に左右別々に紐でぶら下げる。ぶら下がっていることで左右に動かせるようになるのがミソ。このおかげで分割式マフラーの接続ができるようになる。なので、ぶら下げるときは左右同じ高さにした方がベター。今回は7〜8cmぶら下げての作業だったが丁度良かった。これより紐が短いと左右の接続が難しくなるし、逆に下げすぎるとジャッキが無い場合はフランジの仮留めが厳しくなる。

 

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初期型のCB750F2Nと次のFTは左右の接続部分がブラケットでエンジン下部に固定されているが、このブラケット取付用の出っ張りがあることも功を奏した。接続部分が完全に入っていなくても、左右にあるこの出っ張りをウォターポンププライヤー等で摘めばスーッと入ってくれる。F1以降のブラケット無しタイプは、車体の下に潜って左右のマフラーを持ってグリグリ入れるしかない。それでも一体のまま取り付けるよりはずっと楽。

 

左右が接続されたらエキパイをエンジンに合わせてフランジを仮留めして、パンタジャッキで高さを合わせながら後部の紐を外してボルトナットで仮留めする。ジャッキアップする際は、木の板などをマフラー下部にに当てた方が良い。あとはフランジを固定してから左右の接続部分と後部を固定。エンジンを始動する前にフレームを養生した段ボールを外すのも忘れずに。

 

 

左右別々にセットするのでフロントフェンダーを傷付ける心配もなく、予想以上に取付作業が楽になった。尚、フランジ部のガスケットは再使用した。4つともエンジン側に張り付いたままだったので、これも楽に済んだ理由の一つかも。

 

外すときもこの方法でたぶんイケる。左右の接続を切り離すのが少々厄介かもしれないが… 。まあ、それだけ左右にグリグリ動かしても傷付かないようにフレームをしっかり養生すれば大丈夫でしょう。外すときはぶら下がっている後部も要注意。念の為スイングアームとかも養生した方が良いかもね。