バンとバンバンの備忘録

いつの間にかCB750の備忘録

バグネット

スライドドアの窓に網戸が欲しいと思っていた。車中泊の際には必需品かと。エンジンかけてエアコン付けっぱなしは不経済で環境にも良くないし、何よりもコンプレッサーのオンオフが頻繁でウザい。それに前席の下にエンジンがあるのでフロアから熱が伝わってくるというのもある。そもそもエンジン切ってても窓の開閉が出来るようにスライドドアがパワーウィンドウじゃない車種を選んだワケだし。

 

自作しようかとも思ったけど、失敗して作り直したりして完璧を求めてしまうと何だかんだ高くつく。そういう経験が多々あるので今回は最初から既製品のレビューリサーチから。やはり車種専用のものが良さそうだ。

 

アイズアールブイの『ウィンドーバグネット』

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窓ガラスのウェザーストリップ(窓枠のゴム)にはめ込むタイプで、下側は窓内側のゴムの溝に入れるのでガラスの開閉もできる。フィルムに傷が付きそうで心配だったがそれも大丈夫そう。貼った直後とか安価なフィルムだとどうなるかは知らん。

 

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枠があるのでネットの上端はバイザーと同じくらいの高さ。風が強い雨の日は使えないかもしれない。

 

下側のゴムに少々歪みが生じるが、サイズはほぼピッタリ。ガラスとネットの隙間もあまり無いので虫が挟まるようなことも無さそうだ。これで快適な夜を過ごせる。よほどの高速でなければ窓を開けての走行も問題なく、使わないときは二つ折りにして保管できるのもありがたい。

 

北海道ツーリングの思い出

CBを手放した途端に次々と甦る北海道ツーリングの思い出。ちょうど25年前になるが、'96年'97年と2年続けて夏の北海道を一週間走り回ったことを。断捨離中にブラタモリの北海道絶景スペシャルを観てしまったのもある。大雑把ではあるが、その行程も備忘録に残しておこうかと。

 

 

バイク仲間にJR某駅長の息子がいて、そのコネで当時運行していた超人気の『MOTOトレイン』の切符が入手できた。MOTOトレインとは、バイク積載用の貨車2両とライダー専用の寝台車1両で構成される夏季限定の特別列車のこと。これが夜行列車に連結され、上野駅から青函トンネルを通って函館駅までライダーとバイクを運んでくれる。料金はフェリーより高いが時間は早い。フェリーのように天候で運休する心配もほとんど無いし、ライダーは船酔いすることもなく寝ていられるので北海道までの移動は楽だった。(ちなみに、大阪発で日本海経由の『モトとレール』というのもあった)

 

※ MOTOトレインの詳細は日記にも記載しました

https://chorin-note.hatenablog.jp/entry/2021/07/07/204100

 

函館駅到着は翌日の昼過ぎ。バイクを降ろしたりするのに何だかんだと時間がかかり、函館の市場で遅めの昼飯をとった後はそのまま一気に旭川まで走った。北海道は地図で見るより遥かにデカい。当時は函館から最初の高速入口(虻田洞爺湖IC)まで150kmくらいあったので、更に280km先の旭川のキャンプ場に到着したのは23時を回っていた。

 

そこから1年目は北へ向かう。富良野・美瑛を回ってから留萌を経由して稚内へ。帰りは札幌と小樽に寄り道してから登別。2年目は道東を目指し、旭川から北見経由で阿寒摩周国立公園を巡って知床半島へ。更に釧路から南岸沿いに襟裳岬・日高と西へ戻った。毎日キャンプだったが、どちらの年も最終泊だけは登別に宿を取って布団で就寝。函館までまだ200kmくらい残っているのに、列車の時間に間に合わせるように一般道を急がなければならないハードな最終日が待っていたから。

 

もちろん要所要所での思い出は沢山あるけれど、印象的にはただただ走るだけのツーリングだった。実際には往復の列車で2泊してるので実質5日間で1,800kmを走破したことになる。1日平均360kmの移動だが、高速使用は初日の旭川行きと一年目の札幌〜小樽だけ(最終日も室蘭あたりから虻田洞爺湖ICまで乗ったかも)。道北と道東で2回に分けたとはいえ、北海道を一週間で楽しもうなんてあまりにも欲張りで無謀な計画だった。そして一番記憶に残っているのが上野駅から帰宅するときのこと。ビルに囲まれた首都高からの景色が模型のジオラマのように思えてきて、走りながら『何で帰って来ちゃったんだろ… 』という強烈な後悔に襲われた。それほどまでに北海道はいろいろな意味で雄大だった。

 

 

まだ行ってみたい所が沢山あるんだよな。北東部のオホーツク海沿岸の道とか、根室海峡に突き出して両側を海に挟まれた野付半島とか、具合が悪くなって駅のベンチで寝てて置いてきぼりくらった美瑛の丘とか。たぶん今を逃すと一生行けないんだろうなぁ。行ってこようかなー、車で北海道。

 

そして、戻らない…ってのもアリかもな。

 

CB750売却

バイク屋さんにお願いしたオークション出品、結果的に手元に22万円戻ってきた。だだの買取だと10万円にもならないかもしれないことを考えるとこれは助かる。

 

当初は前の週に出品予定だったが、諸々の事情で一週間遅らせての出品。詳しい事は聞いてないが前週はタイミングが悪く、確実に多くの入札を狙ってのことだったらしい。急ぎではなかったこともあるが、そこまでしてくれたことには本当に感謝の言葉しかない。

 

7〜8年前にこのCBと出会った時の値段は覚えてないが、代替えした時はそのまま店頭で売るからと26万円で下取ってくれた。買った時とそんなに変わらないと思った記憶がある。昨年買い戻した時も車体価格26万円くらい。で、今回22万円戻ってる。昔ディーラー勤めしてたこともあってか手数料等の諸費用は別計算が当たり前だと思っているので、車体価格に関しては損得のない付き合いだったんじゃないかと。

 

…と思っていたら、某ショップで早速売りに出てるのを発見した。しかも年式にしては結構な高額。落札価格は一応聞いているが、これですぐに買い手がつくのだろうか? 自分が手をかけたバイクに価値を見出してくれたと思えば嬉しいことだが、昨今の古いネイキッドバイクの高騰ぶりは異常な気がする。

 

でもやっぱり良いバイクだったな、RC42てさ。CB好きな人の手に渡ってどこかで走ってる姿を拝むことができれば幸いです。すれ違っただけで不思議と判っちゃったりするからね。そんな奇跡を期待しながら、Good-Bye CB! ありがとさん。

 

⚠️ CB750(RC42) 号機一覧

外装換えてるとかエンジン載せ替えてそうとか、ちょっと怪しい車体の年式を確認するときに見ていただければ。シート外せばフレームにシールが貼ってあるので(CB750F5とか)それでも確認はできますが、まあ何かのお役に立てればと思って備忘録に残しておこうかと。

 

 

 

[ CB750 号機一覧(ナイトホーク750含む) ]

 

 

NAS750M (ナイトホーク750)

車体番号  RC39-1000001〜1000781

エンジン  RC17E-1100001〜1100782

キャブレター  VE66D A

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1991.7.12発表 1991.7.13発売

希望小売価格  639,000円(税抜)

販売計画 750台限定

 


CB750FⅡN

車体番号  RC42-1000001〜1002807

エンジン  RC17E-1150001〜1152808

キャブレター  VE66E A

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1992.2.20発表 1992.2.21発売

希望小売価格  689,000円(税抜)

販売計画  2,000台/年間

 

 

CB750FⅡT

車体番号  RC42-1100001〜

エンジン  RC17E-1200001〜

キャブレター  VE66E R

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1995.9.発表 1995.9.25発売

希望小売価格  689,000円(税抜)

販売計画  600台(限定)/年間

 


CB750LT (教習車)

車体番号  RC42-1150001〜1152065

エンジン  RC17E-1250001〜1252066

キャブレター  VE66M A

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1996.1.発売

希望小売価格  749,000円(税抜)

 


CB750LW (教習車)

車体番号  RC42-1200001〜

エンジン  RC17E-1300001〜

キャブレター  VE66N A

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発売時期不明

 


CB750FⅡ1

車体番号  RC42-1250001〜

エンジン  RC17E-1350001〜

キャブレター  VENAA A

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2001.1.12発表 2001.1.13発売

希望小売価格  709,000円(税抜)

販売計画  200台/年間

 


CB750L1 (教習車)

車体番号  RC42-1300001〜

エンジン  RC17E-1400001〜

キャブレター  VENAB A

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2001.1.発売

希望小売価格  749,000円(税抜)

 


CB750F4

車体番号  RC42-1350001〜

エンジン  RC17E-1450001〜

キャブレター  VENAC A

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2004.1.29発表 2004.1.30発売

希望小売価格  729,000円(税抜)

販売計画  600台/年間

 

 

CB750L4 (教習車)

車体番号  RC42-1400001〜

エンジン  RC17E-1500001〜

キャブレター  VENAD A

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2004.1.発売

 


CB750F5

車体番号  RC42-1500001〜1501598

エンジン  RC17E-1600001〜

キャブレター  VENAC A

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2004.12.10発表 2004.12.11発売

希望小売価格  730,000円(税抜)

販売計画  800台/年間

 

 

CB750L5 (教習車)

車体番号  RC42-1550001〜1550504

エンジン  RC17E-1650001〜

キャブレター  VENAD A

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発売時期不明

 


CB750F7-J

車体番号  RC42-1600001〜1601438

エンジン  RC17E-1700001〜

キャブレター  VENAC A

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2006.12.13発表 2006.12.20発売

希望小売価格  730,000円(税抜)

販売計画  800台/年間

 


CB750L7 (教習車)

車体番号  RC42-1650001〜1650552

(RC42-1660001〜 は熊本製作所移管後車両)

エンジン  RC17E-1750001〜

キャブレター  VENAD A

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2007.1.発売

 

 

★ CB750F7-2J

CB750スペシャルエディション

※ 号機はCB750F7-Jと同じ

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2007.3.13発表 2007.3.22発売

(受注期間 2007.3.13〜2007.4.10)

希望小売価格 790,000円(税抜)

販売計画  300台/年間(期間限定受注)

 


CB750F8-J

車体番号  RC42-1700001〜1701056

(RC42-1710001〜 は熊本製作所移管後車両)

エンジン  RC17E-1700001〜

キャブレター  VENAC A

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2007.9.28発表 2007.10.1発売

希望小売価格  750,000円(税抜)

販売計画  1,500台(スペシャル含む)

 


CB750F8-2J

CB750スペシャ

※ 号機はCB750F8-Jと同じ

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2007.9.28発表 2007.10.15発売

(受注期間 2007.9.28〜2007.11.11)

希望小売価格 780,000円(税抜)

販売計画  300台(期間限定受注)

 

 


2008.2.8 RC42生産終了

 

 

 

※ 画像と最終号機が記載されているものはパーツリストからの抜粋 (ホンダさん、無断転載ごめんなさい) 。熊本製作所に関する記述は未確認ながらかなり確度の高い情報で、それ以前は浜松製作所製造になります。

 

バイク降ります。

直したばかりのマフラー(TSR)は売ってしまった。断捨離の勢い余って部屋で邪魔者扱いしていたノーマルマフラーを処分するつもりだったが、一応ノーマルの "俗に言うカナダ仕様" はバイクに戻すことにした。ついでにバイクも処分する気になってきたので。

 

元々前に乗っていたときのやり残しを済ませたい気持ちが大きくて買い戻したんだし、やり残した事は完了したので悔いはない。一応自分なりの完成形ということでパーツ取りはしないで手放すことにする。バイク屋さんの店長に話したらこちらの気持ちを察してくれたらしく、勿体ないとか考え直せとか引き留める言葉は一切無しで相談に乗ってくれた。

 

年式や走行距離からすると買取相場は二束三文。委託で預かると売れるかどうかわからないし、売れるにしてもいつになるかも見通せない。…ということで、手数料だけ払ってオークションに出してもらえることになった。

 

やり残しに結構お金をかけてしまったが不思議と未練はない。部屋を断捨離しなければこうはならなかった気もするが、そういう運命だったんだろうと妙に納得してしまっている。たぶんもうバイクには乗らないだろう。自分でもあまりにあっさりとした卒業に拍子抜け。潮時と言うか、タイミングと言うか、こんなもんなんだろうな。

 

CBX750F用ツールボックス

前々から気になっていたバッテリー下部に出っ張っているステー。M6のネジが切ってあって、絶対何かを付ける為のネジ穴のハズ。…と、ずっと不思議に思っていた。

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で、CBX750Fのパーツカタログを見ていたら右サイドカバーの内側にツールボックスが付いていることが判った。CBXのサイドカバーは右側だけ下に長いのでツールボックスはカバーで隠れているのだが、このボックスはバッテリー下部のステーに取付けられるようになっている。そういうことだったのか。

 

早速中古パーツを探してみた。ただでさえ小物入れの類がないRC42、これは使えるのではないかと期待大。

 

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コンディションの良さそうなものを見つけた。

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開口部はそれほど大きくないので、見た目より容量は小さい印象。入れる物は限られるかな?

 

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一緒に付いてきたステーはバッテリー下部に装着されているモノと同じ。パーツリストを確認するとステーの部品番号も両車共通なので間違いない。あのネジ穴はCBX750Fの名残りだったようだ。

 

 

が、しかし、取付けてみようと思ったらリアブレーキのホースが邪魔でツールボックスが入らない。CBXのブレーキマスターはステップホルダーに付いているのに対し、CBはフレームに直付けされているのでホースの取り回しが違うようだ。

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バンジョーボルトを緩めてホースの向きを90°くらい変えればなんとかなりそうだけど、無理な力がかかってホースが折れ曲がったりするのは避けたい。30°くらいなら躊躇なくやってみるのだけれど、さすがに90°ひねるのはチョットね。あと、ストップランプスイッチに干渉するかどうかは実際にツールボックスを入れてみないとわからない。バックステップ付けるとかブレーキホースを替える気になったらもう一度トライしよう。

 

…てな訳で、ツールボックスはお蔵入り。

 

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とりあえず、取付に使用するつもりだったキャップボルトを付けといた。容量的にも特別に魅力的なパーツではなかったので正直それほどガッカリ感は無い。ま、「こんなパーツも流用できますよ」って話でした。

 

エキパイ修復完了

凹んだエキパイを預けたとき「来週中には… 」と言われたが、その週末には完了の連絡がきた。なんとか合間を見つけてやってくれたのだろう。ありがたやありがたや。

 

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この情けない姿ともお別れだ。

 

↓ 修復前

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↓ 修復後

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凹みは完全に綺麗に直っている。ガリ傷は目立たない程度にボカす感じで仕上げてもらったので、表面はツルツルとまではいかないが不満はない。ついでに周囲と近い色に焼いてくれたみたいだけど、真下なので外観は気にしてないからこれで充分です。肝心のパイプ内側は、覗いてみると滑らかに仕上がっていた。懸念していた排気の乱流は心配なさそう。

 

別料金でマフラー全体をピカピカに研磨することも可能。自分は焼き色が気に入ってたので凹み修復だけにした。見事に要望を叶えてくれて大満足。これからは段差にはもっと気をつけよう、と心に誓うのであった。

 

 

今回修理をお願いした SSP Factory 。遠方からは郵送して修理後の代引き受取も対応可。HP内のブログを拝見すると一般的な凹み修理やワンオフマフラーの製作だけでなく、カチ上げ角度の変更やサイレンサーの長さを短くしたりといろいろな加工もやってくれるようで面白い。お悩みがあればご相談を。

https://ssp-factory.com

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サイドカバー補強

どうせエンジンかけられないから今のうちに…とか言っていろいろやってたら、またサイドカバーのポッチを折ってしまった。

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正確に言うと、以前折れて接着した部分が取れてしまった。何か良い対策はないものかと考えていたら…

 

おっ、閃いた!

 

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折れた面側からV字の溝を避けてドリルで穴開け。少しセンターからズレたけど問題ない。

 

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折れた面を合わせて、先端の方からドリルを入れ直してカバー本体側まで貫通させる。長さ測っとかないと本当に表まで貫通しちゃうので注意!

 

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接着剤で固定して、サイズの合う硬い棒状のものを差し込んで補強にする。今回は丁度いい長さの割ピンがあったので使ってみた。

 

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折れてない方も穴開けて、接着剤塗った割ピンを刺して補強完了。これでもう折れないだろう。いや、折れないことを願う。

 

ついでに反対側のサイドカバーも折れる前にやっとこうとしたら、細いドリルの刃が途中で折れてしまった。マジかよ。中に残った刃はそのまま補強ということで…

 

 

ステップバーのピン交換

どうせエンジンかけられないから今のうちにやっとこう第三弾。可倒式のステップが右側だけキコキコ音がするので、グリスを塗ろうかとバラしてみた。

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なんだよ、ピン曲がってるじゃん。これも前オーナーがコケたときの傷跡か。太さが8mmなのでチタンのM8ボルトナットに変更しようか迷ったが、ちょっと考えてからやっぱりやめといた。曲がってくれたからピンのみ交換で済んでるワケで、ピンを硬い材質に変えてしまうとコケときペダルかホルダー側が割れてしまうだろう。ある意味、このピンは消耗品なのだ。

 

ということで新品を一本購入。

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ついでにピンの頭をボディ色のタッチペンで塗ってみた。このあと一回靴が擦れたらハゲたけど…

 

こんなところも乗れないときじゃないと外す気にもならないからね。大した作業じゃないけど丁度良かった。

 

トップカバーのビス交換

どうせエンジンかけられないから今のうちにやっとこう第二弾。久しぶりに燃料タンクを外してみた。エンジンかけないんだから燃料来なくても問題ない。

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で、やる事はコレ。

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いつの間にか錆が出るキャブレターのトップカバー。気になるんだよね。バイクの停め方によって片側だけ錆びてたりして、何とかならんものかと思っていた。バイク屋さんに遊びに行った際に店長に相談してみたら、簡単な解決策を教えてくれたので試してみることに。

 

そもそもこの錆はトップカバーから出てるのではなく、カバーを留めてるビスから錆始めるらしい。ビスの頭のプラスの溝に水分が溜まって錆が出る。だから大抵カバーの外側だけ錆びてたりするんだとか。なるほど、言われるまで気付かなかった。つまり、錆びにくいビスを使えば良いワケだ。

 

選択肢としてはステンレス、アルミ、チタン、といったところか。ステンは最終的には錆びたりするし、アルミの鍋ネジはあまり売ってない。チタン好きの自分としては最初から一択だったりするんだけど、64チタン製の見映えの良い鍋ネジは六角穴タイプばかり。結局、純チタンのプラス穴の鍋ネジにした。

 

何故プラス穴に拘るかと言うと、キャブレター廻りって小さなプラスネジが多いんだよね。一箇所だけ使用工具が違うという整備性の悪化は避けたいところ。キャブのO/Hは今のところ自分でやる予定は無いだけに、作業してもらうバイク屋さんに迷惑をかけたくない。また、大きいトルクで締め付ける部位でもないので純チタンでもいいや…って感じ。

 

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トラスコのナベ頭小ネジ M4×8mm (TB91-0408)

1パック15個入り。何で15個なのよ、これじゃ1個足りないじゃん。しょうがないから二つ購入して14個は予備。外側だけでいいやと思える性格ではないのでね。

 

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軽く磨いてみたけど、左はイマイチ。

 

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右はまあまあ綺麗になった。

 

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見た目は変わらないね。でも錆びない。純チタンて華やかさが無いんだけど、玄人好みの渋さはあるかもしれない。…と自分に言い聞かす。言わなきゃ誰も気付いてくれない地味なドレスアップ(?)でした。