バンとバンバンの備忘録

いつの間にかCB750の備忘録

荒天・悪況路面でのあれこれ

2回目の逃避行で車に関していろいろ感じたこと。

 

台風19号は雨量が凄まじく、高速道路もところどころ大きな水溜りができていた。フロントタイヤが車両前端に近いエブリイはそのまま水溜りに突っ込むと目の前に水が捲き上って前が見えなくなる。フロントのオーバーハングが長い乗用車でこの状態になるほどの水溜りだと、下手するとフロントバンパーが破損したりする。が、エブリイは最低地上高が高いこともあってか問題なかった。逆に言えば、そんなに深くない水溜りでも前が見えなくなる可能性を頭に入れながら走る必要がある。

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水溜りに突っ込むと、当然ハンドルを取られる。車体も思わぬ方向へ持っていかれたり。試しに4WDにすると、突っ込んだ瞬間の挙動がかなり安定した。エブリイバンのパートタイム4WDは80km/h以下なら走りながらでもボタン一つで切り替えられる。これは便利だよな。前から雨の高速は4WDを多用していたが、この日はたまたま忘れていたので助かった。

 

最低地上高といえば、途中で風避けの為に寄った閉店中のコンビニの駐車場。出発するとき気付かずに側溝を跨いでしまったことがあった。動き出したばかりで速度は出ていなかったが、もの凄い揺れ方をしたので何事かと焦った。後で見たら、こんなところを走ってなんともなかったのが信じられないような場所だった。

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Webで拾った現場の画像。縁の高さは10cmくらいか、溝の幅はゆうに30cmはあろうかと。偶然にも真っ直ぐ跨いだのでハマることもなくホイールも無傷で、車体の下を擦ることもなかった。バンパーやマッドフラップも無傷だったのは、前後のオーバーハングがほとんど無いのも幸いしてると思う。

 

タイヤが車体の端にあるといっても所詮は軽自動車、ホイールベースは2,430mmだ。これはマーチやブーンといったコンパクトカー並の数値で、それらに比べて最低地上高は10mmほどエブリイの方が高い。更にタイヤの外径も大きくなっていたから、そのおかげで助かった場面は多かったのかもしれない。やはり悪運は強いんだな。