カーフィルム考察

全くの認識不足だった。カーフィルムには何種類かあるらしい。前の車に貼ったフィルムはもっと厚手で作業しやすかったような気がして、なんとなく調べてみたらそういう事のようだ。

大雑把に言うと2種類。透明なフィルムに着色された粘着剤が使われているものと、フィルム自体が着色された原料でできているもの。後者は原着フィルムと呼ばれる。さらにその上から傷に強いハードコートの層があったりと、細かく分類するといろいろあるらしい。問題は前者の着色糊。透明感が損なわれたり色の劣化が早かったりと、上手く貼れたところで見た目に欠点があるようだ。

例えば失敗してフィルムの粘着面同士がくっついてしまった場合、着色糊のタイプは剥がすと糊ごと色も持っていかれる。2回目の失敗がまさにこれだった。希薄洗剤の水をたっぷりスプレーしていたにも関わらずちょっと触れただけで色は剥げた。あと、ヘラを使って水分を抜いているときもフィルムが伸びるような感覚があった。まあ、これらは安物フィルムの質の問題かもしれないが。

ディーラーに問い合わせて下請けのプロに頼んだ場合の値段を調べてもらったら、通常フィルムで約4万円、断熱フィルムで約5万円とか言われた。いずれもフィルム代込みでリヤ5面施工の場合。高くてビックリした！ ま、たしかにこういう作業は技術料の方が高いわな。しょうがない。

これで諦めがついたと言うか、むしろ良いフィルムを使って自分で上手く貼ってやろうというヤル気が湧いてきた。…ということで、剥がすなら早い方がいい。昨日貼ったフィルムは約24時間の命をまっとうした。最近の車は熱線もしっかりしているみたいで、昔みたいにフィルムと一緒にガラスから剥がれて断線することもなかった。もう少しフィルムメーカーとか種類も調べてみてから再チャレンジしよう。質の良いフィルムの方が貼りやすいし、少々お高くてもプロに頼むことを考えれば相当安く済む。それより何より、自分でやらなきゃ気が済まないので。