サイドカバー補修
あぅっ! やっちまった…
サイドカバーの裏のポッチ、頭だけ折れてしまった。こういう弱点は誰よりも知り尽くしていたつもりだったのに…
RC42のサイドカバーの破損パターンは3つある。
■ パターン1
ビス留めする後方上部の穴の縁が割れる
■ パターン2
グロメットに差し込むポッチが根元から折れる
■ パターン3
グロメットに差し込むポッチの頭だけ折れる
よくあるのはパターン1。車体に取り付けてビス留めするときにパキッとわれる。パターン3の場合は上下どちらかが生きていればカバーの位置は決まる。意外とその状態でもパカパカしなかったりする。最悪なのはパターン2で千切れるように折れた場合。ポキッと折れてくれれば接着すれば良い。ただし補強が必要。詳細は以下。
1の場合は、骨となる細い板状(或いは棒状)のものを折れた部分に橋渡しするように接着。完全硬化してから更に接着剤で覆い隠すように補強する。多少の厚みは問題ない。要はビスの受けとなるクリップ(サスペンションナット)が挟めるように仕上げれば良い。クリップ自体を骨組み代わりにしてクリップごと接着剤で補強するのもアリ。とにかく穴さえ開いていれば良いのだ。
既に補強されていた。というか、このやり方は自分じゃない… 。以前に乗ってたときに補強したハズなので、前のオーナーがサイドカバーを替えたってことか。
2の場合は、断面が綺麗ならそのまま接着する。完全硬化してから、頭の部分だけ残して根元を円錐状に接着剤を盛る。なので、接着する際はハードタイプの接着剤、補強の山盛りはゴム状に硬化するような衝撃に強い接着剤がベター。
ココは折れていないうちに同じように補強しておくことをお薦めする。一度にたくさん盛ると乾くまで時間がかかるので、2〜3回に分けて補強した方がいい。折れた断面が汚くて接着困難な場合は諦めて中古のカバーを探すべし。
3の場合は… 、今回初めての経験なのでわからん! ただ、幸にしてポキッと綺麗に折れてくれた。ポッチの頭の部分に溝があるので、その溝にも接着剤が入り込むようにして接着してみた。中心部に穴を開けて芯棒を入れようかと思ったが、最近の接着剤の性能は凄いのでこれでなんとかなるだろうと期待している。
完全硬化したら根元にも盛っておこう。
今回使用した接着剤。左はガッチリハードに固まるタイプ。右はカチカチにはならない程度に固まるヤツ。完全に乾くと弾力性のあるゴム状になるので補強には最適(だと思っている)。どちらも約1時間で実用強度、24時間で完全硬化する。