スプロケットと減速比
エンジンハンガーが曲がっていた影響でエンジンが僅かに左を向いてたっぽいので、ドライブ(フロント)スプロケットとチェーンの当たりが気になっている。スプロケ外してチェックするなら減速比も見直したい。さらに、ハンガー交換の際に油温計の下辺りにオイル漏れを発見したのをすっかり忘れていたので、スプロケカバーを外すなら漏れ箇所を特定するにも好都合ってもんだ。
ここで使っているスプロケットについて。ドリブン(リアスプロケット)は以前乗っていたときに教習車用の43Tにしていたが、バイクを買い戻した直後に42Tに交換している。見た目重視と軽量化が目的でサンスターをチョイス。本来ならチェーンとスプロケットは一緒に交換するのが望ましいが、そのときは前後スプロケのみの交換。チェーンのコマ数は教習車用に合わせてノーマルより2リンク多い114Lのまま。
参考までに、ノーマル(39T)から教習車用の43Tに換えたときは明らかな違いを体感している。1速でもアクセルを開けないと登れなかった坂道でアイドリングのままスルスル登るようになり、発進が楽になった感覚もあった。43Tから42Tに変更したら何故かそれまでより出だしが軽く感じたが、これは軽量化の恩恵だと思う。純正スプロケットはクソ重たくてそれだけで1.2kgも軽くなっている。バネ下回転部分での軽量化は丁数を変えずともその恩恵はかなり大きい。
ちなみに別のCBでは41Tも使ったことがあって、15T - 41Tならチェーンはノーマルの112Lのままいける。ただしチェーンが新品の場合はリアアクスルがだいぶ前方になる。つまりショートホイールベース。チェーンが伸びてきても限界以上に調整範囲があるので、交換時期は切れる前に自分で判断する必要がある。
で、チェーンのリンク数を114Lのまま42Tのスプロケットも生かしてノーマルに近い減速比にすることを考えた結果、フロントのスプロケットを替えたらどうなるか興味が出てきた。正直この発想は今までなかったんだよね。
使ったことある組み合わせの2次減速比
15T / 39T → 2.600
15T / 40T → 2.667 (※)
15T / 41T → 2.733
15T / 42T → 2.800
15T / 43T → 2.867
( ※ 使ってないけど参考までに )
リアは42Tのままフロントを16Tにすると
16T / 42T → 2.625
ノーマルの15T / 39Tとほぼ変わらない。むしろ若干40T寄りで自分としては理想的。たぶんチェーンも現状のまま(114L)で大丈夫。フロントのスプロケは比較的安いので試してみる価値はある。こういうコトは考え始めると試さずにはいられない。
ということで早速16Tゲット。基本サンスター派なんだが今回はザム。見た目はこっちの方がカッコイイ。どうせカバーをつけたら隠れてしまうけど。
外したスプロケの摩耗具合。使っていたのはマッシモの15Tで、これはアファムのOEM版。新品にしてからエンジンハンガーを交換するまでに約1000キロ走行している。歯の根本が内側だけ摩耗していて外側にはチェーンが当たった跡がほとんど無かった。異音こそ出ていなかったものの、この走行距離にしては削れ方が微妙な感じ。16Tで同じくらい走ったらもう一度外して比べてみようと思う。
16T / 42Tにして乗った感じは違和感無し。純正マフラーに戻したこともあり、全くもってノーマルライク。『やっぱりCB750って乗りやすいバイクだなぁ』を実感している。
あー、そうそう。エンジンオイルは漏れてないようだった。油温計を付けたとき、サイドスタンドで左側に傾いた状態でメクラ蓋を外してオイルを溢れさせてしまったことがあった。その時に溢れたオイルの残りと思われる。とりあえず本当に一件落着。良かった良かった。