CB750、五度
五度(ごど)ではない、五度(ごたび)だ。
なんということだろう、またCB750に乗ることになろうとは。しかも同じ車種ではなく同一個体。つまり、一度手放したバイクをまた買い戻してしまった。せっかくなので成約記念に備忘録に残しておこう。
【CB750(RC42)略歴】
1台目は96年だったか、当時乗っていた900Ninjaのミッショントラブルを機に新車で購入。1回目の仕様変更後のCB750FⅡT。エンジっぽい赤色の車体で、2年続けて夏の北海道を走ったのが良い思い出。残念ながら写真は残っていない。
2台目は十数年ぶりの大型バイク復活にマイナーチェンジ直後のCB750F4を中古で。赤/白でホイールは黒。教習車と同じカラーリング。残念ながら、毎週のように通ってた箱根に散る。真夏の早朝に椿ラインで自爆して、フレームまで逝って廃車にしてしまった。すまぬ。
それから半年くらい経って3台目と巡り合う。同時に、これが今お世話になっているバイク屋さんとの出会いでもあった。初期型のCB750FⅡN。色はセンシティブブルーメタリック。地味だが飽きのこない色。主に純正パーツを流用して、なんだかんだと色々手をかけたバイクだった。これが今回の “のべ” 5台目となる。シルバーのエンジンはもはや希少車だ。
3台目を下取りに出してMT-09に浮気したが、速すぎる今時のバイクに違和感を覚えて再びCBへ。また赤/白に黒ホイールを探してもらったが、今度はゴールドホイールのCB750F5。このゴールドが気にくわなくてホイールを塗ろうか迷った挙句、外装を新品で黒に変えてしまった。その後、経済的な事情で買取店にドナドナ。ちょっと勿体無いことをした。
経済難を打破してマジェSに乗ってみたがつまらない。昔から好きだったバンバンに乗り換えるも、この頃から急にバイク熱が冷めてくる。股間に大きいタンクがないとバイクに乗ってる気になれない。やはり鉄馬は大きくないと。と、考えていた矢先に3台目が出戻りとなった。こういうタイミングに運命を感じてしまう性格。
コケた傷跡があちこちに増えてるが、聞けば乗っていたのは大型二輪免許を取ったばかりの学生さんなんだとか。このCBで大型バイクの楽しみを覚えてもらえたと思うと、なんだか傷跡も愛おしく感じるじゃないか。就職後に乗らなくなって車検を機に手放したそうだ。それにしても、よくぞ半年も売れ残っていてくれたものだ。…と思っていたら、どうやらバイク屋さんが委託で預かっていたらしい。それを言ってくれればもっと早く買い戻してたかもしれないのに。
なにはともあれまたCB750。以前ほどは乗らない気もするが、それでもやっぱり手元に置いておきたいバイクだと改めて思う。納車は来月中旬以降かな? やり残していたコトも多々あるので、またコツコツ弄ってやるか。ところでこれ、『バンとバンバンの備忘録』なんだけど…。ま、あまり気にせずに。